テーブルの真ん中

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白山登頂

「ご来光見んと意味ないやろ」
白山登山の数日前、妻が言いました。
「だけどコウが…」
と僕が不安を口にすると
「そんなもん大丈夫やろ。結構登ってるし」
私たち3人は5月から福井県内の山を5つほど
登っていました。
自信あふれる妻の言葉を受け、
真夜中に登山するためのヘッドライトを
3つ揃えました。

8月13、14日。一泊二日で白山の御前峰(2702メートル)
を目指しました。
今回のブログは久しぶりにヒデが担当します。

午前9時に、登山口の別当出合を出発。
棒ラーメンの昼食をはさみ、午後3時に
山小屋がある室堂(2450メートル)に到着しました。

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山小屋は2段ベッドで上下段10人ずつの相部屋です。
私たちは上段でした。疲れがピークの妻は
はしごから滑り落ち、下段の登山客から
失笑を買ってしまいました。
消灯は午後8時半。コウはあっという間に
爆睡しました。

翌午前3時前。
まわりの人たちがごそごそと動き出しました。
ご来光を拝むための準備です。
僕は恐る恐る妻を揺り起こすと
「何やって、何。真夜中に」
「いやあ、ご来光が…」
「はあ、眠たいんやって。邪魔せんといて」
隣のコウは母親に同調するような顔をして
再び目を閉じました。
「だからご来光は…」
「はあ?もう……分かった。準備すればいいんやろ」
早朝から妻に気を使う僕は一体…と思いました。

午前3時半。暗闇の外では山頂を目指す人の列ができていました。
私たちは頭にライトを装着し、列に加わりました。
しかし20歩進むと妻は
「息が苦しい」
また20歩行くと
「頭が痛い」
さらに20歩行くと
「寒い。眠い。体が動かん」
とへそを曲げる始末。
妻の後ろ向きの姿を見ているコウは
「もう帰りたい」
と泣き出しました。
道の端っこで座る3人に、他の登山客は
同情の視線を向けながらもくもくと先を急いでいました。

結局、なだめてなだめて5時前に山頂に到着。
無事ご来光を拝むことができました。

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このブログを見て
「山小屋いいじゃん」
と思った方が一人でもいたら、その方に忠告です。
僕の隣のおっちゃんは、いびきの大きさが
ハンパなく、僕は一睡もできませんでした。
山小屋でぐっすり、疲れを取って、
などとは決して思わないことです。

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# by miisuke1018 | 2017-08-15 10:55 | Trackback | Comments(2)